愛郷心とコストパフォーマンス

愛郷心 田舎暮らし

こういう仕事をしているので「愛郷心」というものがあるように見られがちです。

が、正直なところ僕の「愛郷心」は人一倍少ないと思っています。(というか、ほぼないです。)

そもそも愛郷心が強いのであれば、故郷である福岡を離れる選択はしないので(社会人になっても福岡で働いていました)地域おこしをしている人で愛郷心の強い人は少ないんじゃないかなと思います。逆に故郷が好きなのであれば地域おこし協力隊をするのは難しいと思います。

僕にとって地域というのは「携帯のキャリア」とほぼ変わらないです。

単純に契約で「これを提供すれば、こういったサービスが返ってくる」モノです。こちらが支払うものは主に税金で、時には地域行事への参加という労力の提供という形もあります。そのかわりに行政サービスや暮らしやすさなどが返ってくるというシンプルな考え方です。

携帯のキャリアはDOCOMOでもAUでもソフトバンクでも自分に合ったものを選べばいい、同じように自分の住む地域も好きな様に選べば良いと思います。

「ずっとここで暮してきたからここに住みたい」という気持ちはわかります。が、僕はそうではないということです。(もちろん自分の家族のいる地域かどうかは選択する場合に考慮に入れますし、文化的な無形のモノも当然考慮に入れます。)

 

ここまでは多くの人に理解して頂けるかもしれませんが、これからの社会は地域だけではなく国でさえもそういった扱いになってくると思うわけです。

アメリカでは富裕層が自治体を作って運営するという事が行われています。NHKでは批判的な取り上げられ方をしていましたし、多くの問題点があると思います…が、富裕層の言ってることもすごく分かるんですよね。

地域や国という今まではアイデンティティ-と不可分だったものが、これからは契約して金銭と引き換えにサービスを提供してもらうものになってくるのはグローバル社会では必然だと思います。

結婚が親戚ひっくるめた家と家の問題だった時代から、二人の問題に収斂してきているのと変わらないと思うんですよね。様々なしがらみがとれてスッキリしてくるとこういう方向に進むのは、もうしょうがないし人間はそれを望むものなんでしょう。

で、ここで福岡が法人税を立ち上げ5年以内の法人限定で15%にしたいと求めているようですが、これはアジアの香港(法人税16.5%)やシンガポール(法人税17.0%)と対抗するための設定です。5年限定というのが微妙ですが、大きな進歩ですね。

キャリアと同じように国もよりコストパフォーマンスが良い方へ乗り換えられる時代の、これは必然だと思います。

問題はこれがますます進むと、富裕層と貧困層がどんどん分断されるようになるということですが、これは「富裕層が強欲だから」などと単純な問題で済む話ではなく、多くの消費者の選択の結果でもあるんですよね…。

そのうち、価格.comのように国家や地域のコストパフォーマンスを一覧で出せるサイトが出てきて、それで住むところを選んだりするようになったりして…。その時に何かのランキングで上位に食い込める地域になれば良いな、と結構本気で思ってます。

コメント

  1. 村田淳夫 より:

    30年以上前に田舎を抜け出した者です。

    最近、HPが更新されていないですね。
    田舎の煩わしさなどを感じられている頃ではないかと心配しています。

    • 平山徹 より:

      村田様

      ブログをご覧頂き、またご心配頂きありがとうございます。
      本当に長くブログの更新をサボってしまっていたのですが、
      その理由は「新しい住民を迎えるため」でした!
      色々と不慣れなことが多く、忙しくなってブログ更新できない日々が続いておりました。
      が、一段落いたしましたので、またブログを再開したいと思います。

      これからも「いなかプラス」をよろしくお願いいたします!

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