畜産

【削蹄】牛の爪切りを見学しました。

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爪切り

昔から夜に爪を切るといけないと言いますよね。その理由が「昔は小刀で爪を切っていたので、手元が暗い夜に行うと怪我して最悪死ぬ」というのがそもそもの始まりだったらしいです。親の死に目に会えないというのも「死ぬ=親より早く死んで、死に目に会えない」という事らしいのですが、そう考えると現在の爪切りの形は画期的ですよね!一般的に普及したのは戦後らしいです。進歩ってスゴイです。

牛の削蹄

さて、そんなことはともかく、爪が伸びるのは人間だけではありません。むしろ爪がある動物は全て伸びます。そして牛のヒヅメも爪なのでどんどん伸びていくので年に二回程度、爪を切る「削蹄(さくてい)」という作業をする必要があります。

削蹄ができるのは「削蹄師」さんという専門の技術をもった方々です。資格試験もあります。

と、いうのも蹄(ひづめ)は牛にとってとても大事な部分です。一番力がかかるところなので。昔、牛は耕すための力として使われていたことがあり、その時代は削蹄をするだけではなく、馬と同じように金具を装蹄(そうてい)していたのですが、最近は主に乳牛や肉牛なので装蹄されません。

で、上田さん(大家さん)の牛が削蹄をするということだったので削蹄を見学させていただきました!

牛舎

↑上田さんの牛舎。今日も元気そうです。

削蹄のためマットをひく

蹄の下に、まずはゴムのようなマットを置きます。

削蹄で形を整える

ナタと呼ばれる道具をハンマーで叩いて爪の形を整えていきます。

削蹄師さん

で、その後このような態勢で脚を持ち上げ、蹄の底の部分を削っていきます。固定するものなどはないので蹴られるのではないかと思いましたが、熟練の技でそんな事は全くなかったです。(牛が蹴りにくいようにしていらっしゃるのだと思います。)

牛の削蹄師さん

とはいえ、非常に力が必要な作業です。

牛の蹄

削られた爪。まるで鳥の羽根のようです。ううむ、厚さが均一で美しくすらあります。

蹄がおかしいと最終的に病気になったりするので、削蹄は牛の健康維持にはかかせないそうです。角度などとても繊細な作業だということです。

牛一頭育てるには様々な人が関わっていますが、削蹄師さんもそのお一人なんですね。阿東和牛がますます美味しく感じます。

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