農業

トマト農家の片付けは、せつない。

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このブログで度々登場する、僕の大家さんの上田さんは農家さんで、トマトの栽培もされています。

トマトはハウスで栽培されているのですが、ハウス=暖房を効かせるということではなく、冬になって霜が降りたらトマトが枯れたようになり収穫できなくなるのでシーズンを終えます。

シーズンが終わったらハウスはそのまま…というわけではありません。雪の降る嘉年ではそのままにしておくと積雪によってハウスが壊れてしまいます。ですので、雪が積もる前にハウスを片付ける必要があります。

ちなみに「どれくらい積もったらハウスが壊れるんですか?」と上田信子さんに聞くと「だいたい20~30cmくらい」との事。

そんなに降るのか…とこれからの冬の厳しさに思いを馳せつつ、ハウスの片付けを少しだけお手伝いしてきました。

 

トマトのハウスの片付け

トマトのハウスを片付ける

僕がハウスに着いた時にはすでに片付けが始まっていました。

トマトの支柱を片付ける

トマトの茎を支柱に固定するピンチ(洗濯バサミみたいなプラスチック製の道具です)を外している上田さん。

トマトの片付けをする。

一本の支柱に3個のピンチがあります。大変な作業ではありませんが、支柱の数が多いので、黙々と作業をすることになります。こういう単純作業は無心になるのでたまにやると良いものです。

並ぶトマトの支柱

ハウスの片付けは段階があって、まず最初に残っているトマトの茎を全て切り払います。ハサミや鎌で行う作業だそうですが、これはなかなか力もいる作業だろうなと思います。(僕はやってません)ハウスの地面はトマトの茎でびっしり敷き詰められています。

支柱を片付け終えたハウス内部

ピンチを外し、支柱を抜き終えたハウスの中。結構時間がかかりました。

青いトマト
ハウスの中には赤くならない青いトマトがゴロゴロしています。霜が降りなければ赤くなったかと思うとちょっと切ないです。

 

青いトマトの利用法

「あ!そうだ!この青いトマトはどうせ肥料になるんだからこの青いトマトでスペインのトマト祭りみたいな事やればいいんじゃ!」と思ったのですが、青いトマトを握った瞬間に「あ…ダメだ」と思いました。硬すぎます。絶対怪我します。

ちなみに本場トマトのトマト祭り(トマティーナ)でも「トマトは潰してから投げる」というルールがあるそうですが、あんまり守られていないようで『かなり痛い』とか…。赤いトマトでも痛いなら、青いトマトだったらどうなるんだ…。

ちなみに、青いトマトで作る料理としては、トマトジャム・ピクルス・青トマトチャンプルー・フライドトマトなどがあるそうです。(今度やってみます)でも、一つだけ注意しなければならないことがあります。それは…

 

青いトマトに含まれるトマチン

青いトマトにはトマチンという物質が含まれます。トマチンは虫が嫌う成分らしく、トマトは虫に食べられないようにトマチンを作っているのです。

未熟果実では465 mg/kg、熟した青い果実は48 mg/kg、完熟果実は0.4 mg/kgと食べられる状態になれば大幅に減少するのですが、このトマチンはじゃがいもの芽に含まれるソラニンに似ている成分で、多量に摂取すると下痢や食あたりのような症状になることがあるそうなので注意が必要です。

ほどほどに摂取する分であれば問題なさそうですが(トマチンには抗腫瘍活性やLDLコレステロール低下効果などの利点も報告されています)美味しい料理を作ったからといって、食べ過ぎは禁物です。

トマト農家おすすめの料理

トマト料理
トマト農家の上田さんのオススメ料理は、トマトをくり抜いて玉ねぎのみじん切りとシーチキンをマヨネーズを和えたものを入れたものです。さわやかでとても美味しいですよ!豚のしょうが焼きなど、肉の付け合せにピッタリです。

何気なく「コレ、中身はどうしたんですか?」と聞くと、あっさり「え?捨てたよ」と返ってきました。あそこが美味しいのに!

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