農業

天日掛け干し米(はぜかけ米)の苦労。〜その3〜

投稿日:

この記事は前回の続きです。

3〜5日目

僕は兼業農家(?)なので、仕事が終わった後に作業をすることになります。(前の2日間は休日だったので終日作業)
17時過ぎから田んぼに入って、バインダーで刈って干していく作業。いかんせん田んぼが広い(10×20m)ので、なかなか思うように作業が進みません。

暗くなっても稲を掛ける作業はできるので、日があるうちにバインダーで刈っておきます。
稲を掛ける作業を2〜3時間もしているとだんだんとあたりが暗くなっていきます。
川からギャーギャーと鳴く鳥の声が響いてくるたびに妖怪の「川赤子」はこの鳴き声からできたものかなとふと思いながら、柔らかい土の上を何往復もします。

最終的に真っ暗になってしまった後は、車のライトを点けて田んぼを照らしながら作業を続けていきました。
昔の人は月明かりで作業をしていたと聞いたのですが、美しい風景ですが現場にいるとなかなか厳しいものがあります。

最終的にこの3日間で残り3分の1くらいまで作業が進みました。

台風の心配

ただ、ここで不安だったのは『台風』です。台風18号(ファンファン)が接近していました。
昔の人は台風をどうしていたのか聞いてみると「台風で倒れたら次の日に起こす」というシンプルな解決方法でした。
「それがねぇ、やれん(大変な)のよ。一回掛けた稲を外して、杭を打ちなおしてかけ直してまた掛けていくんじゃけどね。」
簡単にいえば、もう一回やり直しという状態になるということです。
その言葉に戦慄していましたが、18号は直撃しないコースを辿って行きました。ただ、風はかなり強く吹いていたので心細い思いをしていました。

ハゼ竿が折れる

風が強く吹いた次の日、田んぼを見に行くとなんだか斜めになっているところが!!
ハゼ竿の状態を確認しようと、稲を外していきました。

台風で折れた掛け干し米のハゼ竿

すると…

 

折れたハゼ竿

ハゼ竿がポッキリと折れていました(涙)

新しい竹をあてがって補修したほうが良いのか考えていましたが、米作りの先生である方々に相談すると、「はぁ、それはやり変えたほうがええじゃろう。」
ということで、杭から打ち直すことに(涙)

結局、先生方に手伝ってもらいながら、補修&最後の刈り取りが終わりました。
最終的に多くの人の手をわずらわせることになってしまい、申し訳なけなさで冷や汗が出ました。

そしてできた掛け干しの光景が↓コチラ。昔ながらの美しい風景ですが、ものすごい労力がかかっています。

掛け干し米

はぜかけ米

はぜかけ米

当初三日という予想が、結局一週間かかりました。しかもベテラン農家さんにも手伝ってもらってです。
掛け干しは美味しいといわれていますが、これだけの手間がかかると衰退したのもよくわかりました!

今では毎日このお米を食べていますが、確かに最高に美味しいです!自分で作った贔屓目だと思いますが(笑)

-農業

Copyright© いなかプラス , 2017 All Rights Reserved.