嘉年

嘉年の伝統料理、「尻振り茶」と「こくしょう煮」。

更新日:

嘉年には「尻振り茶」という料理があります。

簡単にいえば黒豆と大根を煮込んだ物である「こくしょう煮」をご飯の上に乗せ、熱いお茶をかけて食べるお茶漬けなのですが、これがシンプルでなかなか美味しいのです。

こくしょう煮

そもそも僕は「尻振り茶」も「こくしょう煮」も嘉年に来てからを初めて知った料理なのですが、なかなか伝統ある料理のようです。

尻振り茶

この「こくしょう煮」は佐々木茂子さんが作られたものですが、佐々木さんのこくしょう煮の思い出は以下の通り。

私が小学校の頃(昭和20年代前期)は冬の常備食としてこくしょう煮は当時ほとんどの家庭で作り置きされていたと思います。

毎日小学校から片道2kmの雪道を友達と遊び放けながら家路に着く頃には腹ペコになったものです。そんな時ご飯にこくしょう煮をのせ、いろりにかかっている茶釜の熱いお茶をそそいで母が出してくれていました。

大根のにおいと黒っぽい煮物はあまり好きではありませんでしたが、お腹が空いているのでよく食べていました。

その内、食品が防府に入って来るようになると何時の頃か食卓から消えて行きました。

そして半世紀以上たったある時、こくしょう煮をいただきました。あの時の大根のにおいとセピア色の煮物である事に変わりはないのに「やさしくておいしい」と思いながらいただきました。

今飽食の時代だからこそシンプルにしてヘルシーなこの「こくしょう煮」、ちょっと見なおして見る価値ありそう。

と、いうことで、昭和20年頃はどの家庭でも食べられていた煮物のようです。こくしょうを漢字で書くと「濃漿」でしょうか。わかりませんが、黒豆の黒い煮汁というのがポイントかも知れません。

こくしょう煮のレシピ

レシピは以下のとおり

黒豆…1カップ
大根…500~700g
いりこ出汁…適量
醤油…適量
塩…適量
みりん…適量

①黒豆は洗って5~6時間水に浸します。

②大根は皮をむいた後、さいの目切りにします。

③たっぷりのいりこ出汁で黒豆と大根と調味料を加えて柔らかくなるまで煮る。

シンプルなレシピですが、家庭によって味が違うので幅広い味が楽しめます。(自分の中でレシピを作るといった感じですね)

尻振り茶

こくしょう煮をご飯の上に乗せて、お茶をかければ尻振り茶の完成です。はし一本で食べ、食べる際にお椀を傾けてかきこむ様子から「尻振り茶」と言われているのではないかということです。

尻振り茶

作るのには時間がかかりますが、ササッと食べられるので作り置きしておけば楽ですね!今度自分でも作ってみようと思います。

-嘉年

Copyright© いなかプラス , 2017 All Rights Reserved.