田舎暮らし

正月に向けたお餅つき。

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いよいよ年末ですね。傘地蔵のおじいさんが正月用の餅を買うために傘を売りに行ったことからも、やはり正月といえば餅というのが定番です。なんでも餅は6世紀頃から作られていたようで、稲作の歴史が長い日本の西側では特に深い関わりがあります。

嘉年(山口県山口市)ももちろん西に位置する地域なので、新年と言えばやっぱり餅。それも丸餅を作ります。

嘉年地区の女性は年末のこの時期に加工場に集まり、必要な分の餅を皆で作ります。

JA嘉年女性部の皆さん

この日集まった女性部の皆さん。笑顔が素敵です!

 

「昔はどの家庭も人力で朝から晩まで一日中かけて餅をついていたけど、今はどうしても機械じゃね」と皆さんおっしゃいます。やはり若い人が都会に出て行って人手も足りないでしょうしね…。

機械とはいえ、米を入れたら全自動で餅ができるタイプの物ではなく、あくまで「杵でつく」の所を機械にしただけで、米を蒸す事や、分けて丸める事などは全て人力。なかなか時間がかかります。

 

餅つき機

機械はこのようにドスドスと餅をついていきます。このときはよもぎ餅をついていて、ヨモギの香りがしました。

 

餅をちぎる
熱いうちに取り分けていきます。やはり熟練の技。ピンポン球の一回り大きい餅の固まりがぽんぽんと出来ていきます。

 

餅を丸める
取り分けた餅を平べったくしていきます。みるみるまに餅米一斗分の餅が出来ていきます。お手伝いしようかと思ったのですが、この早さの中に僕が入ったら邪魔になるのでマゴマゴしてました。
(その後、ホンの少しだけお手伝いしました)

 

嘉年女性の餅つき
台には片栗粉が取り粉としておいてあります。

 

餅を並べる
出来上がった餅は、一時的にここで並べます。何百個の餅が…壮観です。

 

桜餅を丸める

赤い(桜色の)餅です。お祝い用ですね。このお餅には「ただ米」つまり餅米ではないただのお米、うるち米が入っており、つぶつぶの食感が楽しめます。ただ米の割合を多くしすぎると固くなるので注意が必要という事です。

鏡餅やお祝い用の大きいお餅、あんこを中に入れたお餅などもつぎつぎに出来ていきます。この日は朝早くから始まって、昼の1時半に終わりました。

僕はお昼にちょっと見学にいったのですが、お餅を五個もごちそうになりました。お昼食べる前でホントに良かったです。

しかし、つきたてのお餅はとても美味しいからするする入っていくんですよ!本当にいつもいつもごちそうさまです!

昔ながらの風習が失われていくのは都会に限った事ではなく、田舎も徐々に変わりつつあります。何を変えて何を残していくのかは非常に難しい問題ですが、正月はお餅というのはやっぱり無くなって欲しくない風習です。正月用の餅を自分で作るという意味では、嘉年はまだまだ残っています。一家族分の餅の量も尋常じゃないですし(笑)

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