田舎暮らし

良く咲くと豊作?コブシの花

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嘉年ハイランドの佐々木代表と車に乗っていた時の事です。桜の花について話をしていると、佐々木代表が急に「ところで、あの花知ってる?」と指で山の方を指されました。

僕にはただの雑木林に見えます。「どの花ですか?」と聞き返すと、「ホラ、あの白い花」と仰います。

なるほど、よく見ると山にはチラチラと白いモノが。

コブシ

写真でお分かりでしょうか?

コブシ
↑この写真だとわかりやすいかもしれません。

「あの白い花はコブシちゅうて、桜のちょっと前位に咲く花でねぇ、あれがいっぱい咲くと豊作とか凶作とかいろんな言い伝えがある。」ということを伺いました。

 

コブシの花

コブシの花

コブシはモクレン科モクレン属の木です。桜より少し前に咲き、ちょうどその頃が田んぼの準備をする頃と重なるため「田打ち桜」や「種まき桜」という俗称があるようです。

そのため、稲作の吉凶に結びつけて考えられることがよくあり、「コブシの花数が多いと豊作」や「コブシが下を向いて咲くと遅霜」などという伝承が各地に残っているそうです。

例えば、長野県の事例をまとめてある コブシ咲く|Cosmos Factory には、

○コブシの開花を農事の目安とする。(高遠町東高遠)
○コブシの花が咲くころいもまきをする。(飯田市上久堅越久保)
○コブシが咲くころが田仕事(田植え)を始めるのに最適といった。(S10-根羽村小川)
○コブシが咲くと田打ちを始める。(阿南町和合)
○コブシの花が下向きに咲いたときは遅霜があるから注意しろという。(諏訪市豊田上野)
○コブシの花がよくつけばその年は豊作という。(天龍村坂部)
○コブシの花が多いと豊作という。(茅野市金沢大池)
○コブシの花が上を向いて咲くと豊作、下を向いて咲くと凶作という。(富士見町葛窪)

といった事例がまとめられています。阿東町関係の資料にはそういった伝承は記載されていませんでしたが、山口県の農業に関する資料には載っているかもしれません。今度見つけたらまたご報告します。

 

ニオイコブシ

ただちょっと気になる事があって、コブシによく似た植物で「ニオイコブシ」という植物があるという記述を発見しました。その名の通りコブシよりも香りが高く、精油などの原料としても使用されるそうです。(そしてかなり人気が高いようです)

しかもその群生地は"山や日本海側の地域"…嘉年にピッタリ合います。

見分け方は…"コブシは花の下に葉が一枚付いているが、ニオイコブシにはない。"

ということは…

この写真の花はニオイコブシです!

コブシの花

植物って見分けるのが本当に難しいですね。次この木の近くに行ったら香りを嗅いでみたいと思います。

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