田舎暮らし

100年物の背負子(しょいこ)で荷物は運べるのか?

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今日は十種ヶ峰の登山道を整備するボランティア活動がありました。

阿東の神角(こうづの)という地域から十種ヶ峰に登るルートが、昨年の山口島根豪雨により登るのが厳しい状態になっていたのでそれを整備する、というものです。神角のルートにはヤマシャクヤクが群生しているので人気があるのです。

神角の地域の方、山口県内の山岳会の方等…総勢で70名ほどの方が集まった、阿東地域内ではかなり大きなボランティア活動だったのでした。それで問題になったのがお弁当の運搬。山の上の方まで70人分のお弁当を運ばなければなりません。

阿東・神角のお弁当

このお弁当は神角地域の方々のご好意によるものです。70人分のお弁当を4人で作っておられました!

おにぎりを握る神角のお母さん

美味しいに決まってますね!

100年物の道具

で、本題です。お弁当を3人で運搬する必要に迫られ、どうやって運ぶかあ~でもないこ~でもないと相談していた所、神角の方が納屋に眠っていたという秘蔵の品を持ってきて下さいました。

その秘蔵の品とは…背負子(しょいこ)!!

背負子とは、荷物を括りつけて背負って運搬するための木でできた運搬具です。主に薪などを運ぶために使われていました。

背負子

↑なんでも100年前くらいの物だそうです。

これで70人分のお弁当を3つに分け、ダンボールに詰めて背負子で3人で運ぶという事に決まりました。

100年前の背負子(しょいこ)をかつぐ

背負子を背負ってドヤ顔の僕。ちなみにこの背負子の荷物を置く部分(横棒の部分)は、元々枝で繋ぎ目が一切ありません。

十種ヶ峰に登る

で、この荷物を背負ってどこに行かなければならないかというと…ココ。

十種ヶ峰

ん!?ん~…あ~はいはい…

愕然!!

いや、そもそも登山好きでもないし…ほら!僕ってどちらかと言えばインドア派だから登山苦手なんですよ。

とはいえ、もう登るしかないので、登りました。途中までは軽トラで行けたので良かったのですが、そこからは本当に道無き道を登って行くことに…。

沢登り

僕はハイキングコース的な道を想像していたのですが、ご覧のように道なき道を登ることに…。

沢を登る

なんかこの光景見たことある…と思っていたら、黒部ダムの資材の人力輸送の風景でした。

雪が残る十種ヶ峰

標高が高いところはまだ雪が残っていました。ここまでくれば後もう一息。ちなみにここに来るまで3回休憩しています。一番若いのに一番体力がないという…。

背負子を背負って休む

1時間以上かけて合流地点まで到達しました。安堵し、腰をおろしているのが上の写真です。

この時頭の中は「ヒマラヤで荷物運びをする人への尊敬の念」で満たされていました。逆立ちしたって僕にはできないです。

ただ、背負子があって本当に助かりました。手に持って運搬なんてできませんでしたから。

ただ、それから食べるお弁当の美味しさはたまらないものがありました!!
3種類のおにぎりに煮付け、ふわふわの豆腐とすり身の揚げ物など…手がこんでますね…。

神角のお弁当

運動?の後、こんな景色の中で食べたのですから、美味しさ倍増です。

十種ヶ峰の風景

背負子は立ち上がる時に楽なように長めの脚がついているのですが、道が険しいところでは少し邪魔かな…という事くらいが難点で、全然実用に耐えます。肩が痛くなる事もありませんでしたし。

昔の人は薪なんかを運搬していたらしいですが、支えがある上限までは積めるので、かなりの量です。昔の人の力は計り知れないです…。

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