田舎暮らし

何かがいる!臆病な僕の事件簿

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僕は子供の頃から臆病で、特にお化け屋敷が大の苦手です。高い所も苦手で、遊園地に行ってもジェットコースターとお化け屋敷という2大アトラクションを楽しめない子供でした。(他にもアトラクションはあるので遊園地自体は大好きでしたが)

僕の母は子供の頃から活発なタイプで、弟もそういったアトラクションが平気だったので遊園地に行くと僕までお化け屋敷にもジェットコースターにも乗る事になるワケです。

ジェットコースターはすぐに済むのでまだ良かったですが、お化け屋敷は怖くてよく泣いていたなぁ…。あれは平山家の通過儀礼のようなものでした。今となってはいい思い出です。

今では僕は田舎の一軒家に一人暮らししているわけで、そこまで臆病ではないと思っていました。実際、友人から「一人で住んで怖くない?」と言われますが、慣れもあって全然平気です。通過儀礼のおかげかもしれません。

なぜ、こんな事を書くかというと、最近立て続けに「あ、やっぱり臆病だ…」と思うような事が起こったからです。でも、怖い話ではないので安心してご覧下さい。

 

何かがいる

ある朝、目覚ましがわりのiPhoneのアラーム音で目が覚め、ベッドの中でニュースチェックをしていました。すると…

ガサ…ゴソ……ガサガサ……ゴソ…

あろうことか、台所の方からゴミ袋をあさるような音が聞こえるではありませんか!

確かに僕の家には野生のハム太郎(…つまりネズミ)が何匹か生息しており、粘着式のネズミ捕りで今までに何匹か捕まえていました。

ですが、そのサイズの動物が出せるような大きさの音ではないのです。僕の背筋は凍りました。

これは野生のミッキーマ○スとは違う…。もっと恐ろしいものの片鱗…。

僕はここで熊よけの鈴の事を思い出しました。熊(ツキノワグマ)にとっても人間は恐ろしいもので、会いたくないから音を出せば熊の方から避けてくれる…というアレです。(ちなみに、嘉年小学校の生徒の皆さんはランドセルにこの熊よけの鈴を装備済みです。)

音を出してこちらが居るという事を認識させれば、逃げるはず!

そう考えた僕はiPhoneのミュージックを最大音量でかけることにしました。曲は中島みゆきさんの「ただ・愛のためにだけ」です。家に鳴り響き始めるイントロ。多分このような理由で中島みゆきさんの音楽をかけた人間は僕が初なのではないかと思います。とかくシュールな光景でした。

と、中島みゆきさんが歌い始めるか初めないかの時に、驚いて逃げようとしたのか

ダダダダダダッバタバタバタッ

とナニカが廊下を行ったり来たりし始めました。時折、寝室のふすまにぶつかっているらしく、僕は身を縮ませながらただただこの闖入者が去ってくれるのを待っていました。

が、1曲終わっても足音は鳴り止まないのです。足音から、熊やキツネなどの大きさではない事はわかり、そこは安堵しましたが……とはいえ、都会人の僕にはこの状況は荷が重いわけで…。どう対処すれば良いかが全くわからないワケです。

フスマを開けて顔を合わせた所で、何をすれば良いのでしょうか。「あ、ココ僕の家なんで出て行ってくれませんか?」と言っても話が通じる相手ではないし…かと言って、ホウキなんかで叩いた所で仕留るどころかますますなんかマズイ事になりそうだし…。

こうなったら…もう…最終手段に出るしかない。

そう、僕はiPhoneで大家さんに電話をかけました。

ナニカが居るんです!とにかくナニカが…!僕では荷が重すぎます!!

と訴えるとすぐに家に来て下さいました。これで一安心です。ウルトラマンが登場した時の子供の気持ちってこんな感じでしょうね。

ホウキを装備した大家さんの後ろについて一緒に音がした所に行ってみたのですが、何もいません。音も全くしません。

フフフ…大家さんの強さに恐れをなして逃亡したようですね。僕はナメられていたようですが…。

これで一件落着したのですが(多分イタチだろうという結論になりました)、大家さんに「ほんと、臆病じゃね」とさんざん笑われたあげく、この事をブログに書くように薦められました。で、今こうして書いているというわけです。

今回の件で分かった事は、大家さんはやっぱり強い!という事です。本当にありがとうございました。

それからこのブログをよく御覧頂いている方の中には「狩猟をしようとしている人間が、イタチごときに驚いてどうする…」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが………

ソレはソレ、コレはコレ!

イノシシを何百頭も倒した熟練のハンターだって寝起きに家の中にイノシシがいたら驚きますよ…多分。

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