田舎暮らし

植物ではがけ崩れを防げない

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昨年(2013年)、嘉年は未曾有の災害に襲われました。山口島根豪雨です。

24時間あたり300mmを超えるという雨量で、河川の氾濫はもとより、様々な場所で土砂崩れがおきました。

災害から半年以上たった今でも修復されていない箇所が多くあり、倒木や流木も多く見かけるのですが、ふとこう思ったのです。

「植物は根を張るんだから土砂崩れを防ぐ効果があるのではないか?」

林業で植えられたスギやヒノキの根が弱いだけで、もしかしたら根をそれ以上張って固めてくれるような木があるかもしれないと思ったので色々と調べてみました。

で、結果は「土砂崩れを防ぐ植物はなさそう」ということです。まぁ素人考えで思いつくようなことは誰かがもう考えてるハズですよね。

土砂崩れには三種類あるそうです。がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)、土石流、地すべりの三種類です。

僕が想定していたのはこのうちの「がけ崩れ」が防げるのではないかという事ですが、「植物は表面を覆い、土中に根を張る」ので表面近くにある土の流出は防げます。また、木があることで雨が降った際に土にしみこむのを助ける効果があります。木がなければ山の表面が硬くなり、雨が山の表面を流れてそのまま山裾に行くことを防いでくれます。

ただし、木の根は深いものでも1メートル程度で、それ以上下の地層でおこる崩壊は避けられないようです。

僕の家の近くにそれがよく分かる場所がありました。 それがコチラ。

土砂崩れの跡

確かに一定の場所までは根が張っていますが、それ以上深いところから崩れたようで、土がえぐれたようになっています。これを見ると確かに効果が薄そうです。

嘉年にあるこの斜面を持つ小山は、一般的に「スコリア丘」と呼ばれるもので、マグマが吹き上げられて火口の周りに積もり、小高い山を形成したものです。「阿武川単成火山群」と呼ばれる、一度だけ噴火してその後は噴火していない火山の集まりが萩市を中心に周辺地域にあるのですが、この山もそういった火山の1つです。

火山灰はがけ崩れに弱いという面があるようで、今後大雨が降った時は注意しなければならないなと思います。手付かずの自然が近くにあるという事は、それゆえの災害も近くにあるということですから。

嘉年地域や他の中山間地域の方々はコントロール出来ないむき出しの自然と長年共生してきた方々なので、頭が下がります。

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