文章を向上させる本3冊。

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毎日ブログを書き続けていると、嫌でも自分の文章力のなさを思い知らされます。

で、「これはいかん!」と思い最近文章に関する本を購入して読んでいます。

最近読んでいるのは↓の三冊です。

・伝える力 (著)池上彰:PHPビジネス新書
・文章力の基本 (著)安倍紘久:日本実業出版社
・伝わる・揺さぶる!文章を書く (著)山田ズーニー:PHP新書

文章に関する書籍

伝える力

ニュースをわかりやすく解説される事で有名な池上彰さんの本です。「伝える」ためには物事を深く理解しなければならず、そのための前段階として「自分がいかに物事を知らないか」というところからはじめなければいけないという心構えの部分から、具体的にどのような事をして文章力を向上させるのかという事まで広く書いてあります。

新書で網羅的な内容になっているため、理論であったり心構えの部分が多く、実践的な内容は少なめです。「伝える」というのは一方的なことではなく、相手や場ありきのコミュニケーション上にあるという重要な事を説明されています。

例えばサッカーのワールドカップの感想を例に「理屈ではない感情もある」という事や、村上ファンドの事件時の謝罪会見ではどのように謝罪するべきだったのかを解説し、相手に自分の言いたいことを正しく伝えるためには感情や空気を読んだ上で発現することも重要であると述べておられます。

「伝える」というのは相手や場合を考えて変化させる必要があり、そのためには様々な事を知りたいという気持ちが大事であるということを再確認させられました。

伝わる・揺さぶる!文章を書く

高校生の小論文の添削など、文章について指導されてきた山田ズーニーさんの著書です。

「伝 えるという機能を持つ」文章を書くために、どのような事が必要かとても具体的に記されています。ある意味、文章をデザインするための本と言っても良いと思 います。よく同一視されるのがデザインとデコレーションですが、デザインは問題解決のための機能をもたせた設計であってデコレーション(装飾)とは全く意味が異なります。

で、機能を持たせる文章ということに焦点をあてて書かれているのですが、原文と改善例を提示してなぜそのようにしたほうが良いのか理論的に解説されています。

また、この本で一番良かったのは第三節で「何を書くか?集め方・絞り方・決め方」について書かれている事です。

と いうのも、ブログを書いていると途中で「あれ、自分は何が言いたかったんだっけ?」となってしまうことがあります。特に1つのエピソードで何個も伝えたい ことがあると、上手にまとめるのが難しく自分でも何が言いたかったのかわからない悪文になってしまうことが多々あります。

そんな時にどのような基準にしたがって文章を書くのがよいか、わかりやすく解説されているので今度から迷った時はこの本を読み返しながら論点を整理すると思います。

文章力の基本

この本のサブタイトルは「簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック」です。そのサブタイトルの通り、とても実践的な解説です。悪文を改善してどこをどのようにすれば明快な文章になるのかが解説されています。

あとがきでは、

ぜひとも伝えたいメッセージの周りに、余計なコロモがたくさん付いている文章は困った文章です。伝えたいことが、ノイズの中に埋もれてしまうからです。

と述べてあります。僕も同意見です。

伝えたいことが何なのかを見極め、不要な部分はそぎ落す事で大事な部分を生かす。そのために必要な基本的なテクニックが網羅されており、この本のテクニックを使うだけでもスッキリとした文章になりそうです。基本的な事柄を抑えておきたい方にはオススメできる本です。

雑感

上に上げた三冊を総括するとすれば、「伝える力」はコミュニケーション一般の心構えについて述べられた本であり、「伝わる・揺さぶる!文章を書く」は文章に機能を持たせるためにデザインするという本、「文章力の基本」はデザインもさることながら読みやすい文章にするための基本的な文体について書かれた本と言えると思います。

一気に買ったのですが、内容的に同じことが書いてあるということはほぼなく、全て買ってよかったと思える本でした。そして、全ての本で共通するのは「何を伝えたいかを考えることが大事」だと述べられていることです。

文章を書くためではなく、何かを伝えるため。

そのことを肝に銘じてこれからもブログを更新していければと思っています。

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