農業

天日掛け干し米(はぜかけ米)の苦労。〜その1〜

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昨年、僕は1.9反(19a)ほどの田んぼで米作りをしました。

収穫時期の田と稲

とはいえ、田植えは田植機に乗る必要が有るので僕には出来ず。ベテランの農家の方にお願いしました。ということで、僕がやったことは日々の水管理と畦の草刈りです。(年4回の)

そして収穫の時に思ったことは、「これでコンバインで刈ってもらったら僕が作ったという実感が無いな…。」ということ。今思えばこれが間違いの始まりだっのですが、とにかく「初めて自分が作った田んぼなんだから、何か手を加えてスペシャルなものにしたい」と思ったのです。

そこで至った結論が「掛け干しにしよう!」ということでした。

 

掛け干し米とは?

通常、米はコンバインで収穫された後、籾のまま乾燥機で乾燥させます。「米農家の1年」でも書きましたが、水分量を15%まで落として、長期保存が効くようにするわけです。

最近は60石=9トン近くもの米を入れて乾燥させることのできる機械も普通にありますが、もちろんそんな便利な機械が出来る前は乾燥は天日干しで行っていました。田に杭を打ち、竹竿を物干し竿のようにして一束ずつに束ねた稲を逆さまにかけていくわけです。(※地域によって様々なやり方があります。)

コンバインで収穫する際は、

『コンバインで刈り取り→トラック等に移して乾燥機に運ぶ→乾燥調整(機械)→籾摺り(機械)→袋詰』

という流れですが、掛け干しにすると

『杭と竿を立てる→稲を刈り取って束にまとめる→竿の近くまで運ぶ→竿にかける→竿から外して脱穀する→籾摺り(機械)→袋詰』

という流れになります。

「はぜかけをしたいです!」とベテラン農家さんに話すと「そりゃあええが。。えらいで。。。3日はかかるで。。」と遠い目をされていました。「えらい」は山口弁で「大変」という意味です。
それで「そうですか!」とはならないのが僕の悪いところで、(まだまだ若いから必死にやったらもっと早く終わらせられるだろう)という今考えても背筋が凍るような勘違いをしていたのです。

さらに、「バインダー」という稲を刈り取って束にしてくれる(一列ずつですが)機械まで借りることになったのでますます僕は調子に乗って(まあ2日もあれば終わるであろう)という何の根拠もない自信をつける事になったのです。

バインダー(農機具)
↑掛け干しの強い味方。バインダーです。刈り取って束にしてくれます。

嘉年で僕が(はぜかけをする)という噂が広まって、何人もの方から「平山くん、2反をはぜかけにするんか?そうかぁ。。。知らん者は恐ろしい事を考えるで。。。」という言葉を聞きながら僕はついにバインダーのエンジンを入れたのです。

( その2に続く!!)

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