農業

田んぼの準備、荒起し。

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春は農業をしている方にとっては忙しくなりはじめる季節です。

稲作では種籾(たねもみ)をまいて、田植えをするための苗を育て始めます。

それとともに荒起し(あらおこし)と言われる作業も最盛期を迎えました。

荒起し↑トラクターで荒起しをする様子。

荒起し(あらおこし)とは?

収穫が終わった田んぼは、冬の間そのまま放置されますが、新たな稲作のために土地を整える必要があります。

土地を整えるというのは、つまり作物が育ちやすい土壌にするということです。そのためにトラクターを使って田を耕すのですが、そのことを荒起し(または耕起作業)と言います。

田んぼは作土層、耕盤、心土層という層に分けられます。耕盤というのは、トラクターなどが踏み固める為にできる硬い土の層ですが、稲はその下まで根を伸ばします。

田の断面図

荒起しでは土中の作土層と言われる層までを耕すのが一般的です。

なぜ耕すかといえば、

・土を起こして乾かすことで、乾土効果(けんどこうか)が得られます。この乾土効果というのは、簡単にいえば土中の窒素成分が植物に吸収されやすいものになるという効果です。稲の初期段階の生育が良くなります。

・田の表面にあるわらや、刈り株などをすきこむ。

・土を砕くことで水や肥料を蓄える力を強くする。

・表面に合った雑草の種をすきこむことで、雑草の発生を減らす。

といった効果があるからです。とても重要な土作りの作業ですね。

お米は八十八の手間がかかるとも言われます。実際、多くの作業があるのですが、全てお米の味に直接関わってくることなので農家の皆さんはとても真剣にされています。

この荒起し1つとってもするタイミングは天候に左右されます。

僕は天候に左右されることのない仕事をしてきたので、農業はその点1つとっても大変な職業だなと思います。

荒起し作業

なんとも牧歌的に見えますが、嘉年の美味しいお米作りはここから真剣勝負が始まっているのです。

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